もともとの意味は「うねり」や「大波」。クルマではいくつかの場面で使われるが、有名なのは「バルブサージング」。エンジンのバルブスプリングが持つ固有振動数に対して、エンジン回転が高くなりすぎたときに、バルブスプリングが伸びきらないうちに縮められるようになり、カムの動きに追従できなくなってしまう。これをバルブサージングという。また、ターボチャージャーでも、排圧や回転数などによって、タービンがまわっているのにコンプレッサーが効果的に空気を取り込めないという現象が起こることがある。こういう現象もサージングという。