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NASAダクト [NACAダクト] (ナサダスト) 

NASAダクトとよくいわれるが、正確にはNACAダクトと呼ぶ。NACA(NASAの前身)が開発した空気取り込み用のダクト形状で、上から見たコンコルドの羽根のような形に凹んでいる。外側に出っ張らないので、空気抵抗の増加が少なく、ダクト後方が広がった形状をしているため、効率よく走行風を取り込むことが出来る。ボンネットダクトやレーシングカーにもよく使われる。

NOS [Nitrous Oxide System]

吸入空気に亜酸化窒素の液体を噴射してパワーをアップさせる装置。亜酸化窒素には、大気中よりも多くの酸素が含まれているので、適切な量の混合気と一緒にエンジンに送り込めば、大幅にパワーを上げることができる。エンジン本体をイジる必要はなく、比較的手軽に装着できる。ちなみに、ナイトロとも呼ぶことから、以前は爆発物であるニトログリセリンと混同されていたが、まったく別物。また、NOSというのは製品名でNXやVENOMなど、いろいろなナイトロシステムがある。

ナイトロ [ナイトラス・オキサイド]

チューニング業界で「ナイトロ」といえば、ナイトラス・オキサイド(亜酸化窒素)のことを指す。歯医者などで治療のときに使う笑気ガスがそれだ。このナイトロをエンジンの吸気に噴射し、それに見合った量の燃料を噴射すると大幅なパワーアップが可能。それをキット化した代表的な製品がNOS(ノス)だ。正確には「NOS」はひとつの製品名なのだが、日本では他社の製品も含めて同じ仕組みのシステムをみんなひっくるめてNOSと呼んでしまうことが多い。NOS以外にもNX(エヌエックス)、VENOM(ベノム)など、いくつかのブランドがあるが、基本的な考えかたはNOSと同じだ。

ナイトロボンベ

ナイトロ(NOS、NX、VENOMなど)のシステムにおいてにおいて、ナイトラス・オキサイド(亜酸化窒素)をためておくためのボンベのこと。亜酸化窒素は医療にも使われているので、ガス自体は一般のガス会社や、資格を持っているショップなどで充填してもらうことができる。気温が低いと亜酸化窒素が噴射されにくくなるので、ボンベに専用のヒーターを巻いて温めることもある。

ナックル

タイヤ(ホイール)やブレーキが取り付けられている部品で、サスペンションアームの先端もここに取り付けられる。フロントは、この部分をタイロッドで動かして操舵する。ドリフト仕様でステアリング切れ角を増やしたいときには、このナックルのタイロッドが取りつけられる部分(ナックルアーム)を加工することがある。

ナトリウム封入バルブ

バルブの中(おもに棒の部分)が細長く中空になっていて、そこにナトリウムが半分くらい入っているバルブのこと。エンジンが高温になるとナトリウムが溶けて液体になり、エンジンに近い傘の部分の熱を奪って、棒のほうに伝え、バルブガイドから放熱するのを手助けしてくれる。つまり、冷却効果が大きい。特に排気側に使われることが多いが、軽量化のために吸気側に使われることもある。

ナローデフ

ドラッグマシンに使われるパーツ。ホーシングと一体のデフで、幅が短い。そこにオフセットの引っ込んだホイールでドラッグスリックタイヤを装着する。まずホーシングにすることで、サスペンションがストロークしてもつねにタイヤが垂直に路面に接地するようになる。さらにトレッドを狭くすることで、左右輪のトラクションにちがいが出ても、マシンが振られにくくなる。海外では専用パーツが売られているが、国内ではトラックのデフなどを加工して製作されることもある。

ネガキャン [ネガティブキャンバー]

クルマを前または後ろから見たときに、タイヤが「ハ」の字になるような形で、キャンバーがついている状態のことをいう。昔のノーマル車はこれとは逆に、下すぼまりのポジキャンがついていることが多かったが、最近では少ない。コーナリング性能を求めるとネガキャンをつけたほうがいいので、チューニングカーの場合は(ゼロヨン仕様をのぞいて)ネガキャンが基本と考えていい。またダブルウィッシュボーンやマルチリンクのクルマの場合、車高を落とすだけでネガキャンがついてしまうことある。

ノッキング

エンジン内で起こる異常燃焼のうち、もっともポピュラーなもの。シリンダーの中で、点火プラグで着火した火炎が燃え広がる前に、別の部分で勝手に混合気が自然発火してしまう現象のことで、ノッキングが発生すると「チリチリッ」というような音が出る。点火時期を早めすぎると起こりやすく、エンジン故障の原因になる。レギュラーガソリンよりハイオクガソリンのほうが起こりにくく、ドラッグガスなどを使うと、もっと起こりにくい。

ノーズダイブ

ピッチングの一種。減速時に起こる。フロントサスペンションが縮んで、リヤサスペンションが伸びて、車体が前のめりの姿勢になること。足(サスペンション)が柔らかいノーマル車の場合には、大きくノーズダイブするが、足を固めて車高を下げたチューニングカーは、あまりノーズダイブしない。

熱ダレ/熱だれ

温度が上がってしまうことで、本来の性能を発揮しなくなること。代表的な例では、サーキットで連続走行をしたときなどに、水温や吸入空気温が上がってパワーが落ちることがある。これを熱ダレという。ほかにも、タイヤやブレーキ、クラッチ、それに人間などにも使われる。

燃圧 [燃料圧力]  (ネンアツ) 

インジェクターで燃料を噴射するために、燃料には圧力がかけられている。その圧力のことをいう。圧力の調整は燃圧レギュレーターが行っている。パワーアップに応じて容量の大きいインジェクターに交換した場合などには、燃圧を上げる場合がある。また、インジェクターを換えずに燃料噴射量を増やすために、燃圧を上げる場合もある。そういった用途のために、調整式の燃圧レギュレーターも販売されている。

燃調 [燃料調整] (ネンチョウ) 

燃料噴射量のセッティングのことをいう。点火時期のセッティングとともに、エンジンの好不調を左右する。燃調補正パーツかコンピューターセッティングで変更することができる。本格的にやる場合には、空燃比計(A/F計)を装着して数値をモニターしながらやることも多い。エンジン、タービン系の仕様変更をしたときには、セッティングし直す必要がある。