トルクコンバーターを使ったAT車でチェンジレバーをDレンジに入れておくと、アクセルを踏まなくても、クルマはゆっくり動いてしまう。この現象をクリープ現象と呼ぶ。機構上しかたがないことなのだが、慣れると便利な面もある。そこで、本来クリープ現象が起こらないCVT車でもクリープ現象をわざと起こすように作られているものも多い。ちなみにクリープ(creep)というのは、「はう」という意味の英語。コーヒーに入れるクリープ(creap)とはスペルが異なる。コーヒーに入れるクリープ(森永)は『クリーミング・パウダー』に由来する造語だと思われる。