普通のエンジンでは、バルブはカムプロフィールに沿って開閉するが、より高回転までまわしたり、尖ったカムプロフィールのカムを使った場合などに、バルブが開く勢いでカムを離れて、カム山以上に飛び出てしまうことが起こる。その現象をジャンピングという。バルブがピストンに当たってしまうなど、破損の原因になりやすい。ただし、ドラッグ用など特殊なエンジンなどでは、わざとジャンプさせて使うようなケースもある。ジャンピングを防ぐ対策としては、バルブスプリングを強化することが多い。