ダイレクトイグニッションの方式のひとつ。1個のイグニッションコイルで2気筒同時に点火する。片方のシリンダーでは、本来の点火タイミングである圧縮行程の最後に点火することになるが、もう一方のシリンダーでは、排気行程で無駄に点火することになる。イグニッションコイルの数を減らすことで、コストを低減させることがねらいのシステムだ。なお、ダイレクトイグニッションには、このほかに、各気筒に1個のイグニッションコイルを使用する独立点火方式がある。